3ヶ月が過ぎても
売れそうになければ注意しよう
これはあくまで首都圏の平均日数ですが、一戸建ての平均売却日数は約81日、マンションで71日といわれ、つまり売却までに2カ月以上必要であることがわかっています。
これは地域によって異なると考えられますが、2ヶ月、3ヶ月を過ぎたのに売れないからといって、そんなに焦ったり諦めたりする必要はありません。
しかし、売却活動を始めてから3ヶ月が過ぎ、さらに6ヶ月以上経過しても売却できない場合は、売れない理由をしっかり割り出して対策を考えなくてはいけません。
売れない理由ごとに適切な対処をすれば、売れる可能性を高められます。
売れない理由を割り出すポイント
「内覧数」をチェックしよう
ただ闇雲にあれがダメなのでは無いか?これがダメなのでは無いか?などと当てずっぽうで考えていても、効果的な対策をする事は決してできません。
あなたの家が売れない理由を割り出す明確なポイントはただ1つ、「内覧があるのに売れない」のか、もしくは「内覧がない」のかのどちらかでその理由を割り出すことができます。
物件によって条件は異なり一概には言えませんが、売却が決まるまでの内覧の数はおおむね5回〜10回が多いといわれてます。
住宅といった大きな買い物の場合は、内覧をしないで買うという事はまずありません。という事は、内覧が無い、もしくは内覧数が少なすぎるのか、もしくは内覧されるのに成約にたどりつかないのかによって、あなたの家が売れない理由がどこにあるかが見えてくるといえるでしょう。
【売れないパターンA】そもそも内覧が無い、反響が少ないという場合
3ヶ月で内覧数が0〜2回などと内覧の数が少ない場合、売れない理由は以下の項目が考えられます。
1.情報の露出が少ない
あたなの家の売り出し情報が広く公開されていないことには、そうそう売れるわけもありません。まずは、大手不動産ポータルサイトの「スーモ」や「ホームズ」のどちらかにしっかり掲載されているかをチェックしよう。
チェックの仕方は、「○○町 中古一戸建て スーモ」「○○町 中古一戸建て ホームズ」という感じでGoogle検索でヒットしたページを見ればわかります。
また、インターネットに公開している場合でも、前述の2つのサイトのどちらかに掲載されていないと現実的に家を売却するのはなかなか厳しいといえます。特に媒介契約をした不動産会社のホームページに掲載してあるだけでは、まず反響は見込めません。これは、ネットショップと同じことで、Amazonや楽天といった大手ショッピングサイトに掲載していないとなかなか商品をネットで買う気にならないという事に似ています。
2.広告の写真や文章に問題がある
次に、インターネットには出ているが、写真や掲載内容が原因で反響がないということもよくあります。
インターネットに出している写真の掲載数がしっかりあるかというのはとても大事です。最低10枚以上、写真が少なければもっと多く掲載してもらうようにお願いしよう。また、写真件数は18枚〜20枚ほど掲載されているが、写真が暗い、イメージが良くない、狭く見えてしまっていないか?を「買い手の目線になりきって」チェックしよう。スマホで撮影したままの写真では、室内は特にどうしても暗くやぼったいイメージになりがちで、他のライバル物件に比較して見劣りしてしまっているかもしれません。もっと広く見えるように工夫して撮影して、写真は明るくなるように露光量を加工して調整するのが一番です。また、写真に映っている不動産会社の担当者がなんとなく怖そうな感じがするという理由で反響がないということもあります。「買い手の目線」で写真を1枚1枚しっかり審査してみてください。
3.売り出し価格が高すぎる
価格は相場より若干高めに設定して売り出すということはよくあります。実際に成約までの間に様子をみながら価格を下げたり調整して売却になります。しかし、最初の価格が相場より高すぎてしまったためにまったく反響がないというケースも多くあります。少しでも高く売りたいという売り主様の気持ちはよくわかりますが、買い手は相場をしっかりわかっているので、相場よりあまりにも高い物件はすぐわかってしまいます。
4.囲い込みをされている
売主側と買主側の両者とも同時に仲介をすることで仲介手数料が2倍もらえる「両手取引」をするために、囲い込みという手法を行う悪徳な不動産業者も存在します。専任媒介契約をしてレインズに登録されているからといっても、自社以外の問い合わせ取り次がないようにしてしまうタチの悪い担当者もいるので、そんな担当者に遭遇してしまうと、自社の顧客の中からだけで買い主を見つけるので、なかなか売れないのは明らかです。
【売れないパターンB】内覧はあるが売れないという場合
1ヶ月に4回も案内をしたのに成約につながらない、せっかく内覧希望はあるのだけれどやっぱり売れないという場合は、以下にあげる項目に原因があるかもしれません。
1.室内が汚い、臭い、散らかっているなど印象が悪い
買主は、これから大金をはたいて新しく住む家を探しているので、ほんの些細なことでネガティブな印象を与えてしまうこともあります。特に内覧の際の第一印象で、「汚れ」や「ゴミ」、「ニオイ」などといった後でいくらでも改善できるような部分でも、気になってしまって物件自体に悪い印象を持たせてしまうことが多くあります。
内覧時は第一印象が大事です。室内の散らかりや汚れや臭いなどが原因で、マイナスのイメージを与えてしまっているかもしれません。可能な限り室内は清掃をして整理整頓しておくのが大事です。
場合によってはリフォームも検討すると、ぐっと売却成功への道が近づく事になります。部分的なリフォームでも効果は見込めますので、ヤマホームまでお気軽にご相談ください。
2.不動産担当者の対応が良くない
先にも述べましたが、買主は大きな額を支払い、基本的に何十年もの住宅ローンを組んで家を購入します。そんな大きな買い物の際に、不動産担当者の対応や段取りがよくなかったというだけで買う気がなくなってしまう場合もあります。
3.売主に問題がある
売主さんが怖そう、とっつきにくそうという事が原因で、内覧時に不動産担当者がしっかり買主に物件をアピールできないということをたまに耳にします。売主さんに聞きたくてもなんとなく聞きにくい、お願いしにくいなどといったことがある場合は、内覧で案内をしても結局不発で終わってしまうことが多いようです。
もし可能であれば、担当者に鍵を預けて内覧をすべて任せてしまうとう事も手段の一つですので、もしかしたらと思ったら試してみるのもよいでしょう。
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